個人再生の
解決事例
東京都在住case114
ご依頼者様の基本情報
Y様/40代/男性/東京都在住/業務委託
受任前の状況
事情
Y様は、自宅を購入した後、元妻と離婚し、子らの養育費を負担することになりましたが、自身の生活費の捻出が困難となり、借入れを始めました。その後、再婚し、転職をするため、専門学校に通うことになりましたが、その学費の負担があり、借入れが増える一方でした。
収入・資産の状況
収入:月収30万円
資産:預貯金15万円,保険解約返戻金25万円,自宅建物(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 25,000円 | 5,000円 |
B社 | 910,000円 | 26,000円 |
C社 | 800,000円 | 34,000円 |
D社 | 1,010,000円 | 22,000円 |
E社 | 3,180,000円 | 40,000円 |
F社 | 300,000円 | 20,000円 |
G社 | 180,000円 | 30,000円 |
H社 | 950,000円 | 不明 |
合計(住宅ローン除く) | 7,355,000円 | 177,000円 |
I社(住宅ローン) | 6,440,000円 | 51,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 5,000円 | 初回一括 |
B社 | 180,000円 | 5,000円 |
C社 | 160,000円 | 4,000円 |
D社 | 200,000円 | 6,000円 |
E社 | 640,000円 | 18,000円 |
F社 | 60,000円 | 2,000円 |
G社 | 35,000円 | 初回一括 |
H社 | 190,000円 | 5,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 1,470,000円 | 40,000円 |
I社(住宅ローン) | 6,440,000円 | 51,000円 |
コメント
自宅を残したいという希望がありましたので、小規模個人再生の方針としました。
もっとも、都内の専門学校に通っていたことから、地方にある自宅には居住しておらず、住宅資金特別条項を設定する上での居住要件を充たすかが問題となりました。
しかし、数年後に専門学校を卒業する予定があり、卒業後は再び自宅で居住することが見込まれたので、居住要件はクリアできるものとかんがえられました。
申立後、個人再生委員が選任され、居住要件や建物査定について繰り返し協議をしましたが、結果、当方の主張内容にご理解をいただき、当初の予定通り手続を進めることができました。
債権者から過半数の反対もなく、無事再生計画は認可され、自宅を残したまま家計の立直しをすることができました。