個人再生の
解決事例
栃木県在住case112
ご依頼者様の基本情報
R様/40代/男性/栃木県在住/会社員
受任前の状況
事情
R様は会社を設立し、代表社員として活動をされていましたが、経営が軌道に乗らず会社の運営資金(主に毎月の人件費)を複数の会社から借入れる状況が続きました。しかし、利益が上がらなかったため、会社を休眠し、R様は会社の連帯保証人として多額の債務を負うことになり、ご相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月収32万円
資産:保険解約返戻金 22万円、自動車 50万円(査定価格)、自宅不動産1850万円(住宅ローン控除後の清算価値330万円)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 310,000円 | 13,000円 |
B社 | 1,510,000円 | 34,000円 |
C社 | 70,000円 | 10,000円 |
D社 | 350,000円 | 20,000円 |
E社 | 480,000円 | 10,000円 |
F社 | 4,380,000円 | 80,000円 |
G社 | 280,000円 | 4,000円 |
H社 | 280,000円 | 8,000円 |
I社 | 3,200,000円 | 50,000円 |
J社 | 880,000円 | 20,000円 |
K社 | 20,000円 | 2,000円 |
L社 | 230,000円 | 50,000円 |
M社 | 470,000円 | 6,000円 | N社 | 720,000円 | 60,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 13,180,000円 | 367,000円 |
O社(住宅ローン) | 15,190,000円 | 55,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 100,000円 | 2,000円 |
B社 | 490,000円 | 8,000円 |
C社 | 20,000円 | 初回一括 |
D社 | 110,000円 | 2,000円 |
E社 | 155,000円 | 3,000円 |
F社 | 1,410,000円 | 23,000円 |
G社 | 90,000円 | 1,500円 |
H社 | 90,000円 | 1,500円 |
I社 | 1,030,000円 | 17,000円 |
J社 | 280,000円 | 5,000円 |
K社 | 5,000円 | 初回一括 |
L社 | 80,000円 | 1,000円 |
M社 | 150,000円 | 3,000円 |
N社 | 230,000円 | 4,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 4,240,000円 | 71,000円 |
O社(住宅ローン) | 15,190,000円 | 55,000円 |
コメント
R様は自宅を所有されていたため、自宅を失うことになる破産手続を方針とすることはできませんでした。他方で、ご自宅を始めとした多額の資産を所有されていたため、個人再生手続になると、清算価値基準による多額の返済額になることが見込まれました。
しかし、R様は安定した収入があり、ご家族の協力も得られるため、個人再生手続に基づく分割弁済が可能な家計状況でした。そのため、検討の結果、小規模個人再生手続を選択しました。
申立後は、R様に履行可能テストに基づく積立を履行していただき、再生計画案に対する債権者からの反対もなかったため、申立てから4ヶ月後に再生計画の認可を得ることができました。