個人再生の
解決事例
千葉県在住case88
ご依頼者様の基本情報
S様/30代/男性/千葉県在住/会社員
受任前の状況
事情
S様は、子が生まれたことで、妻が働けなくなり、世帯収入が減少したことから、生活費の補填のため、複数の業者から借入れをするようになりました。また、住宅を購入したことで、住宅ローンの負担も生じることになりました。こうして、返済のために借入を継続するという悪循環に陥ってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収25万円
資産:預貯金48万円、自動車(査定7.5万円)、不動産(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 132,000円 | 10,000円 |
B社 | 1,923,000円 | 40,000円 |
C社 | 817,000円 | 20,000円 |
D社 | 419,000円 | 30,000円 |
E社 | 2,060,000円 | 30,000円 |
F社 | 90,000円 | 10,000円 |
G社 | 471,000円 | 15,000円 |
H社 | 565,000円 | 10,000円 |
I社 | 494,000円 | 11,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 6,971,000円 | 176,000円 |
J社(住宅ローン) | 26,600,000円 | 100,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 26,000円 | 初回一括 |
B社 | 385,000円 | 6,400円 |
C社 | 217,000円 | 3,600円 |
D社 | 114,000円 | 1,900円 |
E社 | 549,000円 | 9,100円 |
F社 | 23,000円 | 初回一括 |
G社 | 140,000円 | 2,300円 |
H社 | 154,000円 | 2,600円 |
I社 | 99,000円 | 1,700円 |
合計(住宅ローン除く) | 1,707,000円 | 28,000円 |
J社(住宅ローン) | 26,600,000円 | 100,000円 |
コメント
家族の生活のため、住宅は残したいという希望でしたので、小規模個人再生の方針としました。
ところが、受任後、交通事故に遭われて負傷したことから、当時の勤務先での業務を継続することができず、数ヶ月の休職の後、退職を余儀なくされました。
その後、後遺障害はなく、労働をできる程度に回復したことから、就職活動を経て、正社員として稼働できるようになりました。また、交通事故に関する損害賠償請求についても、当事務所で受任し、示談を成立させ、妥当な損害賠償金を獲得することができました。
こうして、再就職が決まり、将来的に継続した収入を得る見込みが立ったことから、裁判所に小規模個人再生の申立てをしました。
申立後、履行テストの積立ても問題なく行え、債権者からの反対もなかったため、再生計画は無事認可となりました。結果、700万円近くあった債務が170万円まで減縮され、これを5年間で月2万8000円ずつ弁済していくことになりました。