個人再生の
解決事例
東京都在住case84
ご依頼者様の基本情報
N様/20代/男性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
N様は、知人に唆され、自動車を購入の際、自己の名義を貸して二重にローン契約を締結してしまい、その返済のために、複数の業者から借入をするようになってしまいました。知人への責任追及も検討しましたが、音信不通となってしまい、ローンの負担が残ってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収30万円
資産:預貯金25万円
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 1,230,000円 | 39,000円 |
B社 | 1,770,000円 | 39,000円 |
C社 | 720,000円 | 29,000円 |
D社 | 830,000円 | 29,000円 |
E社 | 2,350,000円 | 53,000円 |
F社 | 130,000円 | 13,000円 |
合計 | 7,030,000円 | 202,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 250,000円 | 7,000円 |
B社 | 350,000円 | 10,000円 |
C社 | 140,000円 | 4,000円 |
D社 | 170,000円 | 5,000円 |
E社 | 470,000円 | 13,000円 |
F社 | 30,000円 | 800円 |
合計 | 1,410,000円 | 39,800円 |
コメント
いわば詐欺に遭い、二重に自動車ローンを組んでしまったため、その債権者に事情を伝えて交渉しましたが、要望は聞き容れられず、自己の債務として債務整理をすることにしました。
責任の所在は別にして、名義貸しの経緯があり、返済条件を見直せば返済が可能な収入状況でしたので、自己破産ではなく、個人再生の方針としました。
申立後、詐欺により負担したローンについては、債務を負担しない旨を主張し、再生債権の評価を求めることになりましたが、残念ながら、その主張は認められませんでした。
しかしながら、すべての債務を負担したとしても、再生計画による履行可能性は十分にあり、結果として、認可を受けることができました。受任前は月20万円以上あった返済の負担が、月4万円以下になり、家計の再生が可能となりました。