個人再生の
解決事例
東京都在住case81
ご依頼者様の基本情報
K様/40代/男性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
K様は、パチンコや飲食店に頻繁に通うようになり、これらの遊興費のための借入を増加させてしまいました。他方、住宅を購入し、そのローンの負担もあり、返済のために借入をする悪循環に陥ってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収35万円
資産:保険解約返戻金16万円,株式3万円,バイク1万円,不動産(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 370,000円 | 17,000円 |
B社 | 2,000,000円 | 40,000円 |
C社 | 1,000,000円 | 15,000円 |
D社 | 1,550,000円 | 40,000円 |
E社 | 86,000円 | 7,000円 |
F社 | 1,870,000円 | 30,000円 |
G社 | 132,000円 | 60,000円 |
H社 | 237,000円 | 12,000円 |
I社 | 5,000,000円 | 60,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 12,245,000円 | 281,000円 |
J社(住宅ローン) | 27,600,000円 | 130,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 74,000円 | 2,000円 |
B社 | 455,000円 | 12,000円 |
C社 | 230,000円 | 6,500円 |
D社 | 312,000円 | 8,700円 |
E社 | 19,000円 | 初回一括 |
F社 | 428,000円 | 12,000円 |
G社 | 26,000円 | 初回一括 |
H社 | 47,000円 | 1,400円 |
I社 | 1,140,000円 | 31,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 2,731,000円 | 73,600円 |
J社(住宅ローン) | 27,600,000円 | 130,000円 |
コメント
住宅を残したいという希望がありましたので、小規模個人再生を選択しました。
しかし、住宅資金特別条項を設けるにあたり、ひとつ問題点がありました。住宅ローンはJ銀行のみでしたが、ローン契約は2件あり、1件はいわゆる諸費用ローンでした。申立後、この諸費用ローン部分が住宅資金貸付債権にあたるかが問題となりました。
住宅ローン契約締結から長期経過しており、本人の記憶が曖昧で、銀行にも資料が有効な資料が保管されていない状況でしたが、本体のローンと諸費用ローンの借入額の比較、金利の比較、また、可能な限り、諸費用ローンの使途を調査し、当該諸費用ローンが住宅の取得に密接に関連する旨の主張をしました。
結果、個人再生委員及び裁判所の理解を得ることができ、これ以外の手続は問題なく進んだことから、無事、認可を受けることができました。