個人再生の
解決事例
千葉県在住case56
ご依頼者様の基本情報
J様/40代/男性/千葉件在住/会社員
受任前の状況
事情
J様は、FX取引の損失(2000万円以上)を埋めるために複数の銀行及び業者から多額の借入れをしましたが、損失は拡大する一方で、借入れと返済を繰り返す自転車操業状態になったため、ご相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月収31万円
資産:保険解約返戻金10万円 自動車(価値16万円) 不動産(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 940,000円 | 25,000円 |
B社 | 120,000円 | 10,000円 |
C社 | 340,000円 | 15,000円 |
D社 | 220,000円 | 5,000円 |
E社 | 180,000円 | 40,000円 |
F社 | 2,240,000円 | 20,000円 |
G社 | 5,600,000円 | 40,000円 |
H社 | 1,190,000円 | 26,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 10,830,000円 | 181,000円 |
I社(住宅ローン) | 18,000,000円 | 70,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 3か月ごとの返済額 |
---|---|---|
A社 | 190,000円 | 9,000円 |
B社 | 20,000円 | 1,000円 |
C社 | 70,000円 | 3,000円 |
D社 | 40,000円 | 3,000円 |
E社 | 40,000円 | 1,000円 |
F社 | 450,000円 | 20,000円 |
G社 | 1,120,000円 | 60,000円 |
H社 | 240,000円 | 10,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 2,170,000円 | 107,000円 |
I社(住宅ローン) | 18,000,000円 | 70,000円 |
コメント
債権者G社が、単独で総債権額の半分以上の債権を有しており、小規模個人再生で申立てをした場合、同行が再生計画案に反対するおそれがありました。また、可処分所得額を算出したところ、5分の1に減額された最低弁済額を下回っており、給与所得者再生で申立てをしても返済額が高額にならないことが分かりました。そのため、本件は給与所得者再生で申立てを行いました。
住宅ローンについては、一部弁済許可及び住宅資金特別条項により、これまでとおりの返済を続けました。申立てから5ヶ月後に再生計画案は無事認可され、J様はご安心されていました。