個人再生の
解決事例

埼玉県在住case54

ご依頼者様の基本情報

H様/40代/男性/埼玉県在住/会社員

受任前の状況

事情

H様は、親族が所有する土地の上に、住宅を建て、その住宅ローンを借りました。その後、金利が上昇したことから、住宅ローンの借換をしましたが、転職をすることになり、収入が減り、住宅ローンの支払いや生活費捻出のため、銀行・消費者金融から借入れを繰り返すようになりました。

収入・資産の状況

収入:月収30万円
資産:保険解約返戻金20万円,バイク15万円,建物35万円(住宅ローン控除後の価値)

負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A社 680,000円 30,000円
B社 310,000円 8,000円
C社 2,560,000円 60,000円
D社 1,440,000円 8,000円
E社 30,000円 2,000円
F社 3,020,000円 50,000円
G社 2,580,000円 40,000円
H社 1,830,000円 40,000円
I社 610,000円 20,000円
J社 3,100,000円 40,000円
K社 360,000円 10,000円
L社 1,110,000円 60,000円
M社 1,850,000円 30,000円
N社 40,000円 2,000円
O社 1,180,000円 不明
P社 910,000円 不明
合計(住宅ローン除く) 21,610,000円 400,000円
Q社(住宅ローン) 17,170,000円 130,000円

受任後の状況

個人再生後の返済状況

借入先 認可された弁済総額 3か月ごとの返済額
A社 90,000円 5,000円
B社 40,000円 2,000円
C社 360,000円 18,000円
D社 200,000円 10,000円
E社 5,000円 200円
F社 420,000円 21,000円
G社 360,000円 18,000円
H社 250,000円 13,000円
I社 80,000円 4,000円
J社 430,000円 22,000円
K社 50,000円 3,000円
L社 150,000円 8,000円
M社 260,000円 13,000円
N社 5,000円 300円
O社 170,000円 8,000円
P社 130,000円 6,000円
合計(住宅ローン除く) 3,000,000円 151,500円
Q社(住宅ローン) 17,170,000円 130,000円

コメント

債権者数が多く、小規模個人再生で申立てをすると、過半数の反対がなされることが懸念されました。また、扶養者が多かったことから、可処分所得ベースでみても、小規模個人再生の場合と返済総額は変わらないことが見込まれました。そこで、給与所得者等再生で申し立てることにしました。
しかし、受任後、交通事故を起こしてしまい(加害者)、その刑事事件の手続や、民事上の損害賠償の対応をせざるを得ず、そのため、申立てまでにかなりの時間を要してしまいました。
その後、刑事事件は罰金で済み、民事上の損害賠償額も確定したため、裁判所へ申立てを行いました。
交通事故に関する損害賠償債務や、不動産の清算価値の検討があったため、再生委員が付されることになりましたが、適切な対応や報告を行い、特に問題がなく審理が進みました。
結果、住宅ローンを除いて、2000万円を超える負債が300万円にまで圧縮され、5年間、3ヶ月毎に15万円(月額換算5万円)を支払っていくことになり、家計の再建を図ることができました。

依頼者の声