個人再生の
解決事例
東京都在住case9
ご依頼者様の基本情報
I様/50代/男性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
I様はお子様が4名おり、私立学校へ進学されるお子様もいたため、教育費の負担が大きく、複数の教育ローンを利用せざるを得ない状況でした。また、病気を患い、医療費の負担も増加していました。お子様の教育環境維持のため、何とか住宅を残したいというご希望がありました。
収入・資産の状況
月収:45万円(年2回賞与あり) 保険解約返戻金:11万円 自動車:67万円
退職金見込額:143万円 自宅(土地、建物):300万円(ローン控除後の査定額)
その他:親族と共有名義の不動産
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 530,000円 | 10,000円 |
B社 | 860,000円 | 20,000円 |
C社 | 670,000円 | 380,000円 |
D社 | 2,200,000円 | 30,000円 |
E社 | 400,000円 | 73,000円 |
F社 | 150,000円 | 7,800円 |
G社 | 5,500,000円 | 57,000円 |
H社 | 2,520,000円 | 50,000円 |
I社 | 340,000円 | 19,000円 |
J社 | 300,000円 | 7,000円 |
K社 | 1,010,000円 | 11,000円 |
L社 | 510,000円 | 10,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 14,990,000円 | 674,800円 |
M社(住宅ローン) | 15,960,000円 | 95,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 160,000円 | 2,700円 |
B社 | 260,000円 | 4,400円 |
C社 | 200,000円 | 3,400円 |
D社 | 670,000円 | 11,200円 |
E社 | 120,000円 | 2,000円 |
F社 | 46,000円 | 700円 |
G社 | 1,680,000円 | 24,000円 |
H社 | 770,000 | 2,000円 |
I社 | 100,000円 | 1,700円 |
J社 | 90,000円 | 1,000円 |
K社 | 300,000円 | 5,100円 |
L社 | 150,000円 | 2,600円 |
合計(住宅ローン除く) | 4,546,000円 | 60,800円 |
M社(住宅ローン) | 15,960,000円 | 95,000円 |
コメント
住宅を残したいというご希望がありましたので、住宅資金特別条項を付した小規模個人再生手続を採ることにしました。
自動車や自宅(アンダーローンで300万円の価値)の査定額のほか、遠方に親族と共有する土地があったため、清算価値基準での弁済が見込まれましたが、それでも、弁済総額が当初の借入残高の3分の1以下となり、毎月の余剰の中で返済をしていける目途が立ちました。
申立後、債権者から半数を超える反対もなく、無事、計画は認可されました。結果、弁済総額は借入残高の3分の1以下に減り、住宅ローン以外の毎月の返済額も約6万円となり、無理のない返済を続けていくことができました。