個人再生の
解決事例

千葉県在住case322

ご依頼者様の基本情報

D様/50代/男性/千葉県在住/契約社員

受任前の状況

事情

D様は、経営していた法人の経営が立ち行かなくなり、法人を破産することにしました。D様も、法人の借入金の連帯保証等の負債がありましたが、他方で自宅を保有していたことから、個人再生での解決を試みることにしました。

収入・資産の状況

収入:月収21万円
資産:預貯金20万円 保険解約返戻金60万円 自動車(無価値) 自宅不動産(オーバーローン)

負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
Aカード 1,200,000円 60,000円
B社 600,000円 15,000円
C銀行 2,000,000円 25,000円
D銀行 2,300,000円 30,000円
E銀行 500,000円 10,000円
F社(保証債務) 8,500,000円 保証債務のため支払いなし
G社(保証債務) 3,600,000円 保証債務のため支払いなし
H社(保証債務) 90,000円 保証債務のため支払いなし
I社(保証債務) 22,300,000円 保証債務のため支払いなし
合計 41,090,000円 140,000円
J銀行(住宅ローン) 22,500,000円 110,000円

個人再生後の返済状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
Aカード 120,000円 2,000円
B社 60,000円 初回一括
C銀行 200,000円 3,400円
D銀行 230,000円 3,800円
E銀行 50,000円 初回一括
F社(保証債務) 850,000円 14,000円
G社(保証債務) 360,000円 6,000円
H社(保証債務) 9,000円 初回一括
I社(保証債務) 223,000円 37,000円
合計 4,109,000円 66,200円
J銀行(住宅ローン) 22,500,000円 110,000円

コメント

債権調査の段階では、法人の連帯保証を合わせて5000万円要件に合致するか不安がありましたが、調査の結果、5000万円以内に収まることが見込まれたため、当初の方針通り、給与所得者等再生で手続を進めることにしました。申立後、履行可能性が認められるかが問題となりましたが、妻にも資産があり、仮に返済が困難となった場合には妻の資産処分の余地がある旨などを報告したところ、裁判所及び個人再生委員の理解を得ることができました。結果として、無事再生計画は認可され、自宅を守ることができました。