個人再生の
解決事例
静岡県在住case217
ご依頼者様の基本情報
F様/70代/男性/静岡県在住/無職(年金受給)
受任前の状況
事情
F様は、子の海外留学費用や現地滞在費等を捻出するために借入れやカード利用を始めました。その後、定年退職をし、年金を受給しつつ、アルバイトをしながら返済をしていましたが、年金やアルバイト給与だけでは、生活費のほか、返済原資を捻出することができず、次第に返済が困難になりました。
収入・資産の状況
収入:月収12万円
資産:ほぼなし
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 1,540,000円 | 90,000円 |
Bカード | 520,000円 | 50,000円 |
C社 | 3,300,000円 | 70,000円 |
Dカード | 500,000円 | 50,000円 |
E社 | 520,000円 | 6,000円 |
合計 | 6,380,000円 | 266,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 310,000円 | 9,000円 |
Bカード | 100,000円 | 3,000円 |
C社 | 660,000円 | 18,000円 |
Dカード | 100,000円 | 3,000円 |
E社 | 100,000円 | 3,000円 |
合計 | 1,270,000円 | 36,000円 |
コメント
収入が年金のみであったため、破産を強く勧めましたが、どうしても破産はせず、少しでも返済はしたいという確固たる意向がありましたので、小規模個人再生の方針としました。
ただし、突発的な支出があった場合には親族からの援助が得られるように、履行可能性を確保する方策を採っていただくこととしました。
その結果、申立後は特段問題となることはなく、債権者から半数以上の反対もなかったため、無事再生計画は認可されました。