個人再生の
解決事例
千葉県在住case177
ご依頼者様の基本情報
R様/40代/女性/千葉県在住/会社員
受任前の状況
事情
R様は、ご家族が亡くなられた後、精神的にストレスを抱え、その捌け口として、買い物などの浪費行為を繰り返すようになってしまいました。次第に、収入の範囲では返済が困難になり、返済のためにさらに借入れを繰り返さざるを得ない悪循環に陥ってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収26万円
資産:預貯金10万円、自動車(価値なし)、未分割の相続財産(預金75万円)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
Aカード | 1,600,000円 | 60,000円 |
B社 | 1,880,000円 | 30,000円 |
C社 | 600,000円 | 20,000円 |
Dカード | 620,000円 | 13,000円 |
E銀行 | 1,840,000円 | 20,000円 |
F銀行 | 1,170,000円 | 15,000円 |
合計 | 7,710,000円 | 158,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 3ヵ月ごとの返済額 |
---|---|---|
Aカード | 320,000円 | 27,000円 |
B社 | 380,000円 | 31,000円 |
C社 | 120,000円 | 10,000円 |
Dカード | 120,000円 | 10,000円 |
E銀行 | 370,000円 | 30,000円 |
F銀行 | 230,000円 | 20,000円 |
合計 | 1,540,000円 | 128,000円 |
コメント
少しでも返済をしていきたいという強い意向があったこと、破産手続では浪費という免責不許可事由に該当し得ることから、破産ではなく、小規模個人再生の方針としました。
再生手続上、特段問題となる点はありませんでしたが、未分割の相続財産があり、相続人が多数に上り、かつ、相続人間で具体的な協議をすることも困難であったため、その評価にやや時間がかかりました。相続人の関係を調査し、詳細な相続関係図を作成し、法定相続分で評価したため、裁判所から疑義が出されることはありませんでした。
債権者からの過半数の反対もなく、結果、再生計画は無事認可されました。