個人再生の
解決事例
埼玉県在住case157
ご依頼者様の基本情報
Y様/40代/女性/埼玉県在住/パート
受任前の状況
事情
Y様は、夫が開始した事業の連帯保証人となりましたが、経営がなかなか軌道に乗らず、多額の債務を支払うようになりました。また、ご自身の名義で組んだ住宅ローンの返済もあり、生活費が不足するようになったため、ご相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月収21万円 児童手当2万2500円
資産:現金30万円 預貯金40万円 戸建住宅(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 5,810,000円 | 保証債務のため支払いなし |
B銀行 | 1,130,000円 | 120,000円 |
Cカード | 60,000円 | 100,000円 |
合計 | 7,000,000円 | 220,000円 |
D銀行(住宅ローン) | 30,190,000円 | 120,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 1,470,000円 | 25,000円 |
B銀行 | 290,000円 | 5,000円 |
Cカード | 20,000円 | 初回一括 |
合計 | 1,780,000円 | 30,000円 |
D銀行(住宅ローン) | 30,190,000円 | 120,000円 |
コメント
Y様は自宅を所有していたため、個人再生手続を選択しました。そして、多額の債権を有している債権者の反対がするおそれもあったため、給与所得者等再生での申立てをしました。
また、本件の住宅ローンは少し複雑な内容だったため、住宅資金特別条項を付することができるかが問題となり、個人再生員が選任されました。しかし、本件と類似の事案において、これまで問題なく住宅資金特別条項が付されていることを十分に説明し、個人再生委員の理解を得ることができました。その後は、滞りなく手続が進み、申立てから8ヶ月後に認可決定が下りました。
個人再生員が選任されて調査を行ったため、認可までに時間がかかりましたが、自宅を残すことができて、Y様はとても安心されていました。