神奈川県在住case324

ご依頼者様の基本情報

F様／40代／男性／神奈川県在住／会社員

受任前の状況

事情

F様は、結婚して住宅を購入後、将来的な貯蓄形成のため、FX取引（バイナリーオプション）をするようになりました。当初の自己資金の範囲で投資をしていましたが、次第に抑制が効かなくなり、借入れをして投資をするようになりました。その後、海外ファンドの投資信託も行うようになりましたが、詐欺に遭い、預託金を回収できなくなりました。結果、返済が困難となってしまいました。

収入・資産の状況

収入：月収30万円（ほか賞与年額100万円）
資産：預貯金40万円　退職金見込額600万円　保険解約返戻金15万円　自動車60万円　不動産（オーバーローン）

負債の状況

借入先	借入残高	毎月の返済額
A社	6,810,000円	130,000円
B銀行	1,050,000円	20,000円
C銀行	2,530,000円	25,000円
D銀行	2,090,000円	20,000円
E銀行	1,600,000円	30,000円
F銀行	2,090,000円	20,000円
G銀行	2,960,000円	40,000円
H銀行	3,070,000円	35,000円
I銀行	2,070,000円	25,000円
J銀行	1,820,000円	33,000円
Kカード	50,000円	50,000円
Lカード	70,000円	70,000円
合計	26,210,000円	498,000円
M銀行（住宅ローン）	13,030,000円	57,000円

個人再生後の返済状況

借入先	借入残高	毎月の返済額
A社	780,000円	22,000円
B銀行	120,000円	3,000円
C銀行	290,000円	8,000円
D銀行	240,000円	7,000円
E銀行	180,000円	5,000円
F銀行	240,000円	7,000円
G銀行	340,000円	9,000円
H銀行	350,000円	10,000円
I銀行	240,000円	7,000円
J銀行	210,000円	5,000円
Kカード	6,000円	初回一括
Lカード	8,000円	初回一括
合計	3,004,000円	83,000円
M銀行（住宅ローン）	13,030,000円	57,000円

コメント

投資詐欺に対する損害賠償請求も検討しましたが、回収の見込みが立たなかったため、債務整理で解決を図ることにしました。破産の場合は免責不許可事由に該当すること、自宅等の相当の資産を保有していたことなどから、小規模個人再生の方針としました。

投資の失敗ということで、家族に打ち明けるには抵抗がありましたが、F様は、家族にすべてを話し、理解を得ることができたため、再生手続にも協力を受けることができました。申立後は、投資の資料をすべて提出するなど、適切な対応をしたため、特段問題となることはなく、債権者から半数以上の反対もなかったため、無事再生計画は認可されました。

依頼者の声