個人再生の
解決事例
東京都在住case299
ご依頼者様の基本情報
H様/50代/女性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
H様は、夫と共同で住宅を購入し、ペアローンで住宅ローンを組みました。その後、自身が病気を患い、入通院が必要となったことから、収入が減少しました。他方、子らの教育費の負担が発生し、夫婦とも借入れやカード利用に依存せざるを得ず、住宅は売却することにしました。しかし、負債は残り、その返済が困難となってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収37万円(ほか賞与年額60万円)
資産:預貯金15万円 退職金2000万円 有価証券2万円
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 5,890,000円 | 40,000円 |
B銀行 | 3,250,000円 | 60,000円 |
C社 | 1,640,000円 | 24,000円 |
Dカード | 100,000円 | 7,000円 |
Eカード | 980,000円 | 27,000円 |
F社 | 2,160,000円 | 30,000円 |
Gカード | 600,000円 | 18,000円 |
H社 | 2,980,000円 | 40,000円 |
I銀行 | 870,000円 | 20,000円 |
J銀行 | 980,000円 | 20,000円 |
K銀行 | 1,710,000円 | 27,000円 |
L銀行 | 1,080,000円 | 20,000円 |
M銀行 | 850,000円 | 11,000円 |
N社 | 7,560,000円 | 70,000円 |
合計 | 30,650,000円 | 414,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 600,000円 | 10,000円 |
B銀行 | 330,000円 | 5,000円 |
C社 | 170,000円 | 3,000円 |
Dカード | 10,000円 | 初回一括 |
Eカード | 100,000円 | 2,000円 |
F社 | 220,000円 | 3,000円 |
Gカード | 60,000円 | 初回一括 |
H社 | 300,000円 | 5,000円 |
I銀行 | 90,000円 | 1,000円 |
J銀行 | 100,000円 | 2,000円 |
K銀行 | 170,000円 | 3,000円 |
L銀行 | 110,000円 | 2,000円 |
M銀行 | 80,000円 | 1,000円 |
N社 | 760,000円 | 13,000円 |
合計 | 3,100,000円 | 50,000円 |
コメント
少しでも返済したいという強い意向があったこと、退職金等の資産を保有していたことなどから、夫ともに、破産ではなく、小規模個人再生の方針としました。
勤務先からの借入れがあり、この返済は開始決定まで停止することができなかったため、受任から開始決定までの返済分は偏波弁済として清算価値に計上する必要がありました。
申立後は、個人再生委員からも特段の意見はなく、書面決議でも過半数の反対はなかったため、無事再生計画は認可されました。夫ともに、経済生活の再建を図ることができました。