個人再生の
解決事例
埼玉県在住case156
ご依頼者様の基本情報
R様/40代/男性/埼玉県在住/会社員
受任前の状況
事情
R様は、ご自身の事業の開業資金として、銀行から多額の融資を受けました。しかし、利益を上げることができず、債務が増大し、生活費や住宅ローンを借入れで補填する状況が続きました。その後、事業を閉鎖して正社員として就職をしましたが、毎月の返済が追いつかなかったため、当事務所へご相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月収27万円
資産:預貯金19万円 戸建住宅(オーバーローン)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 270,000円 | 45,000円 |
B社 | 1,780,000円 | 29,000円 |
C社 | 5,810,000円 | 89,000円 |
D銀行 | 1,720,000円 | 63,000円 |
E銀行 | 5,370,000円 | 59,000円 |
F社 | 190,000円 | 100,000円 |
Gファイナンス | 410,000円 | 10,000円 |
H銀行 | 590,000円 | 10,000円 |
I社 | 830,000円 | 3,000円 |
合計 | 16,970,000円 | 408,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 50,000円 | 初回一括 |
B社 | 310,000円 | 5,000円 |
C社 | 1,030,000円 | 17,000円 |
D銀行 | 300,000円 | 5,000円 |
E銀行 | 950,000円 | 16,000円 |
F社 | 30,000円 | 初回一括 |
Gファイナンス | 70,000円 | 1,000円 |
H銀行 | 110,000円 | 2,000円 |
I社 | 150,000円 | 3,000円 |
合計 | 3,000,000円 | 49,000円 |
コメント
R様はご自宅を所有されていたため、個人再生手続き(小規模個人再生)を選択しました。そして、R様は、妻名義の住宅ローンの求償債務を保証しており、少し複雑な住宅ローンの組み方をしていたため、個人再生員が選任されて詳細な調査をすることになりました。しかし、類似の事案でこれまで問題なく住宅資金特別条項が付されていることを十分に説明し、個人再生委員の了解を得ることができました。
その後の手続は円滑に進み、申立てから8ヶ月後に無事認可決定を得ることができました。
R様は当初の想定よりも毎月の返済額が少なくなり、ご自宅も無事残すことができたため、とても喜ばれていました。