個人再生の
解決事例
茨城県在住case146
ご依頼者様の基本情報
M様/50代/男性/茨城県在住/公務員
受任前の状況
事情
M様は、子が2人とも医学系の大学に進学することになり、その受験のための予備校費用、入学後の学費を負担することになり、数百万円の借入れを複数回することになりました。また、こうした教育費の負担に加え、親が亡くなった後の実家を解体する費用等も必要になり、住宅ローンを抱える中、返済が困難になってしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収42万円(ほか賞与年額100万円)
資産:退職金見込額1850万円、保険解約返戻金30万円、自動車20万円、戸建住宅(オーバーローン)、その他
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 2,080,000円 | 20,000円 |
B社 | 390,000円 | 15,000円 |
Cファイナンス | 1,910,000円 | 67,000円 |
Dカード | 150,000円 | 15,000円 |
E社 | 670,000円 | 10,000円 |
F銀行 | 230,000円 | 26,000円 |
G銀行 | 4,310,000円 | 74,000円 |
H銀行 | 5,500,000円 | 91,000円 |
I社 | 710,000円 | 20,000円 |
J社 | 7,840,000円 | 140,000円 |
K社 | 1,200,000円 | 一度も返済していない |
L社 | 720,000円 | 20,000円 |
M社 | 1,900,000円 | 一度も返済していない |
合計 | 27,610,000円 | 498,000円 |
N銀行(住宅ローン) | 12,170,000円 | 49,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 370,000円 | 6,000円 |
B社 | 70,000円 | 1,000円 |
Cファイナンス | 340,000円 | 6,000円 |
Dカード | 30,000円 | 初回一括 |
E社 | 120,000円 | 2,000円 |
F銀行 | 40,000円 | 1,000円 |
G銀行 | 770,000円 | 13,000円 |
H銀行 | 990,000円 | 16,000円 |
I社 | 130,000円 | 2,000円 |
J社 | 1,400,000円 | 23,000円 |
K社 | 220,000円 | 4,000円 |
L社 | 130,000円 | 2,000円 |
M社 | 340,000円 | 6,000円 |
合計 | 4,950,000円 | 82,000円 |
N銀行(住宅ローン) | 12,170,000円 | 49,000円 |
コメント
自宅を残したいという強い希望がありましたので、個人再生の方針としました。
債権者が多数おり、一部反対されることが見込まれたこと、また、被扶養者が多く、可処分所得が清算価値を下回っていたことから、給与所得者等再生の手続を選択することとしました。
資産が多岐にわたっていましたが、受任後、ひとつひとつ特定して適正な評価をしました。また、支出の見直しを図り、家計の改善を図りました。
申立後、個人再生委員が選任されましたが、詳細に調査をした上で、丁寧に申立書を作成したため、特段問題となる点はなく手続は進みました。
結果、無事再生計画は認可され、清算価値基準での返済をしていくことになりました。住宅ローンを除いて、返済総額も手続前の1/5以下に減縮され、家計の再生を図ることができました。