個人再生とは
多くの場合、認可を受ければ、借金が1/5に減額されます(80%減免されます)。
正確にいえば、個人再生における免除率は最大90%です。ですが、この90%という数字は住宅ローンを除いた借金総額が3000万円を超える場合の免除率であって、ここまで借金を負われている方は多くはないと思います。
個人再生では、住宅ローンを除いた借金総額に応じて最大免除率(最低弁済額)が定められており、借金総額が1500万円までは最大で80%が免除され、1500万円を超えると次第に最大免除率が増える仕組みになっています。
借金総額 | 最低弁済額 |
---|---|
100万円未満 | 借金総額そのまま |
100万円以上500万円以下 | 100万円 |
500万円を超え1500万円以下 | 借金総額の1/5(免除率80%) |
1500万円を超え3000万円以下 | 300万円 |
3000万円を超え5000万円未満 | 借金総額の1/10(免除率90%) |
以上のように、最低弁済額(免除率)はまず借金総額が基準となりますが、実際には、すべてその基準通りに算定されるとは限りません。算定にあたっては、次のようなルールがあります。