個人再生の
解決事例
千葉県在住case140
ご依頼者様の基本情報
E様/40代/男性/千葉県在住/会社員
受任前の状況
事情
E様は、戸建住宅を購入し、住宅ローンを組みました。しかし、その後、勤務先で残業代の支給がなくなり減収したことから、生活費を補填するために借入れを始めました。また、子の大学進学に伴う教育費や、一人暮らしによる仕送りも負担することになり、これらを賄うため、さらに借入れが増えてしまいました。
収入・資産の状況
収入:月収31万円(ほか賞与年額110万円)
資産:預貯金12万円,退職金見込額94万円,保険解約返戻金45万円,戸建住宅25万円(査定額から住宅ローン残高を控除した金額)
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 100,000円 | 4,000円 |
B社 | 150,000円 | 5,000円 |
C社 | 1,390,000円 | 50,000円 |
D社 | 310,000円 | 7,000円 |
E社 | 100,000円 | 10,000円 |
F社 | 70,000円 | 10,000円 |
G社 | 390,000円 | 20,000円 |
H社 | 1,840,000円 | 30,000円 |
I社 | 1,050,000円 | 30,000円 |
J社 | 3,640,000円 | 6,000円 |
K社 | 2,200,000円 | 30,000円 |
L社 | 50,000円 | 5,000円 |
M社 | 940,000円 | 13,000円 |
N社 | 1,130,000円 | 15,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 13,360,000円 | 235,000円 |
O社(住宅ローン) | 21,500,000円 | 90,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 認可された弁済総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 20,000円 | 初回一括 |
B社 | 30,000円 | 初回一括 |
C社 | 280,000円 | 5,000円 |
D社 | 60,000円 | 1,000円 |
E社 | 15,000円 | 初回一括 |
F社 | 15,000円 | 初回一括 |
G社 | 80,000円 | 1,000円 |
H社 | 370,000円 | 6,000円 |
I社 | 210,000円 | 4,000円 |
J社 | 730,000円 | 12,000円 |
K社 | 440,000円 | 7,000円 |
L社 | 10,000円 | 初回一括 |
M社 | 190,000円 | 3,000円 |
N社 | 220,000円 | 4,000円 |
合計(住宅ローン除く) | 2,670,000円 | 43,000円 |
O社(住宅ローン) | 21,500,000円 | 90,000円 |
コメント
自宅を残したいという希望がありましたので、個人再生(小規模個人再生)の方針としました。
携帯電話の端末代金を割賦で支払っていたところ、開始決定後は弁済が禁止されるので、申立てまでに支払いを完了するよう調整しました(ただし、受任後に支払った金額は偏頗弁済として清算価値に計上する必要がありました)。とはいえ、清算価値が債務基準額を下回っていたので、この点は、再生計画の弁済総額に影響はありませんでした。
申立て後は、特段問題なく手続は進み、債権者からの過半数の反対も出なかったことから、無事再生計画は認可され、家計の再建を図ることができました。