個人再生の
解決事例

茨城県在住case288

ご依頼者様の基本情報

W様/30代/男性/茨城県在住/会社員

受任前の状況

事情

W様は、携帯電話のゲームアプリに課金をするようになり、クレジットカードを頻繁に利用するようになりました。その他にも、知人との飲食費や遊興費を借入れで賄うことが多くあり、途中からリボ払いに変更し、債務が大きくなっていきました。その後は、自転車操業状態となり、自力での経済的再生が困難となったため、当事務所にご相談に来られました。

収入・資産の状況

収入:月収24万円(ほか賞与年額57万円)
資産:退職金見込額123万円 自動車(時価30万円)

負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A社 330,000円 11,000円
B社 580,000円 15,000円
C社 1,450,000円 60,000円
Dカード 1,050,000円 100,000円
E社 120,000円 4,000円
F銀行 2,310,000円 25,000円
Gファイナンス 360,000円 15,000円
H社 1,370,000円 40,000円
合計 7,570,000円 270,000円

受任後の状況

個人再生後の返済状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A社 70,000円 2,000円
B社 120,000円 3,000円
C社 290,000円 8,000円
Dカード 210,000円 6,000円
E社 20,000円 初回一括
F銀行 460,000円 13,000円
Gファイナンス 70,000円 2,000円
H社 270,000円 8,000円
合計 1,510,000円 42,000円

コメント

W様は、退職金や自動車などの資産を保有していたため、本人の希望もあり、破産を避けて個人再生(小規模個人再生)手続を選択しました。また、親戚のご自宅に居住し、家賃や水道光熱費がかからなかったため、当事務所の介入後は、すぐに家計の収支のバランスが取れるようになりました。
申立ての際は、親戚の自宅が未登記の建物だったため、固定資産評価証明書や公図を添付して、当該建物の特定を行いました。また、退職金については、就業規則の計算式に基づき丁寧に算定したため、過大に清算価値計上されることもありませんでした。
開始決定後は、履行テストの積立てを遅延することもなく、また、再生計画案に対する債権者からの過半数の反対もなかったため、無事認可決定を得ることができました。