個人再生の
解決事例

埼玉県在住case240

ご依頼者様の基本情報

C様/60代/男性/埼玉県在住/会社員

受任前の状況

事情

C様は、長年勤務していた会社を退職後、妻の給与と退職金を切り崩して生活をしていましたが、退職金がなくなった後、生活費の補填のために多額の借入れを開始しました。その後、再就職をして返済を開始しましたが、体調不良だったこともあり、返済が困難となったため、当事務所にご相談に来られました。

収入・資産の状況

収入:給与27万円(ほか賞与年額29万円) 公的年金5万円
資産:保険解約返戻金34万円 自宅不動産65万円

負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A社 1,020,000円 25,000円
Bカード 1,100,000円 36,000円
C銀行 930,000円 30,000円
D社 1,370,000円 10,000円
E社 360,000円 35,000円
F社 660,000円 14,000円
合計 5,440,000円 150,000円
G銀行(住宅ローン) 17,300,000円 110,000円

受任後の状況

個人再生後の返済状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A社 380,000円 6,000円
Bカード 410,000円 7,000円
C銀行 350,000円 6,000円
D社 510,000円 9,000円
E社 130,000円 2,000円
F社 250,000円 4,000円
合計 2,030,000円 34,000円
G銀行(住宅ローン) 17,300,000円 110,000円

コメント

C様は、自宅を所有していたので、破産手続を避けて個人再生手続きを選択しました。ただ、高齢のため、今後の履行可能性について、慎重に確認をする必要がありました。それでも、C様の体調は、現在は回復していて就労に問題はなく、妻の給与分も含めると十分に債権者に返済を行える家計状況であることが分かりました。そして、毎月の弁護士費用を一度も遅れることなくお支払いいただき、履行可能性に問題はないことを確認できたため、方針を変えることなく小規模個人再生の申立てをいたしました。
申立後に、裁判所から、当事務所の介入前に、C様の退職金で購入した妻名義の自動車が、実質的にC様の財産であると判断されて、清算価値に計上されましたが、履行可能性に問題はなかったため、その後は滞りなく手続きを進めることができました。
その結果、申立てから6ヶ月後に認可決定を得ることができました。