個人再生の
解決事例
神奈川県在住case188
ご依頼者様の基本情報
C様/50代/男性/神奈川県在住/自営業
受任前の状況
事情
C様は、自営で食品の店舗販売業を営んでいましたが、競合他店が多数発生する中で、競争が激化し、次第に売上が減少しました。そこで、運転資金を捻出するため、借入れをするようになりましたが、売上回復が追い付かず、返済が困難になりました。
収入・資産の状況
収入:月利益25万円
資産:現金70万円、預貯金10万円、積立金100万円、保険解約返戻金430万円、売掛金200万円、事業設備等100万円
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 50,000円 | 25,000円 |
B社 | 290,000円 | 11,000円 |
Cファイナンス | 180,000円 | 10,000円 |
D銀行 | 3,350,000円 | 30,000円 |
E銀行 | 1,110,000円 | 8,000円 |
F社 | 3,260,000円 | 70,000円 |
G社 | 5,080,000円 | 45,000円 |
合計 | 13,320,000円 | 199,000円 |
受任後の状況
個人再生後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 30,000円 | 初回一括 |
B社 | 180,000円 | 3,000円 |
Cファイナンス | 120,000円 | 2,000円 |
D銀行 | 2,160,000円 | 36,000円 |
E銀行 | 710,000円 | 12,000円 |
F社 | 2,100,000円 | 35,000円 |
G社 | 3,280,000円 | 55,000円 |
合計 | 8,580,000円 | 143,000円 |
コメント
事業継続を希望されていましたので、破産ではなく、小規模個人再生の方針としました。
自営業のため、今後の収入の見込みが不透明でしたが、コロナ禍でも特段の影響がなく、かえって売上が増加している状況でしたので、履行可能性の見込みは立ちました。
ただし、各種資産を保有しており、特に、毎月変動する売掛金については清算価値に計上せざるを得ず、その評価算定には細心の注意を払いました。
申立後、個人再生委員と複数回協議をして、清算価値を確定しました。その他の点は問題にならず、債権者から過半数の反対も出なかったため、無事再生計画は認可されました。